ホテルグランドニッコー東京 台場

ホテルグランドニッコー東京 台場ロゴ

ホテルグランドニッコー東京 台場

ホテルグランドニッコー東京 台場様は、都心や羽田からのアクセスも良く、お台場の観光やショッピングにも最適なシティーリゾートとして国内外の多くのゲストから親しまれています。高層階の客室やレストランからは東京タワーやレインボーブリッジなどを望み、まるで空から見渡すようなパノラマビューをお愉しみいただけるのも魅力の一つ。882室ある客室の内、25〜28階にはエグゼクティブフロアを設け、よりゆったりとおくつろぎいただける空間をご用意しました。また、30階には世界中から東京に集まる食材と豊富なワインが味わえるグリルダイニングと、目の前でシェフの華麗な手技と窓一面に広がる景色が愉しめる鉄板焼のレストランがあり、お客様に様々なシーンでお寛ぎいただける時間と空間を提供しております。『東京を楽しむ 東京をくつろぐ』をコンセプトに、今まで知らなかった東京の景色をご覧いただきながら、心がほどけていくような喜びに満ちた体験をお届けできるホテルです。
さらに、大小17の宴会場を持つ同ホテルは、各種レセプションやパーティーにも対応しており、特に地上100mにある高層宴会場からは、お台場からの景色を一望できるため、結婚式や会食などの特別な日に最適な体験を提供してくれます。また、ホテル内にある会員制フィットネスクラブ「Le CLUB」は宿泊ゲストも利用することができ、上質な時間を過ごしながら、心と体のメンテナンスを楽しむことができます。
また、企業の社会的責任として健康経営やSDGsにも積極的に取り組まれています。 食品リサイクルやフードロス削減などをはじめとして様々な取り組みを通し、お客様への優れた体験の提供だけでなく、社会やホテルで働くスタッフに対しても良い影響を与えています。

夕方に撮影したホテルグランドニッコー東京台場の外観。右後ろにはレインボーブリッジが映っています。

記事のまとめ

  • いつでもどこでもAEDにアクセスできるように
  • 安心パックで安全に運用
  • 導入後の教育も徹底

AED使用の実体験から追加設置を決意

質問:なぜAEDの追加設置をご検討いただいたのでしょうか?

ホテルグランドニッコー東京台場のご担当者がAEDを持っています

当ホテルでは2回ほどAEDを使用することがありました。その内、1回はAEDの心電図解析の結果電気ショックはせずに済みましたが、もう1回はお客様が宴会場で倒れてしまい、AEDを使った救命活動を行うことになりました。当ホテルでは、開業時より3台のAEDを導入していましたので、救命活動自体は無事に行うことができましたが、その際にAEDの重要性を改めて再認識しました。

その経験からAEDを使用するシーンがホテル内のどこで起こっても素早く対応できるようにすることでお客様やスタッフの安全を守りたいと思い、2017年11月に追加導入をし、計9台のAEDをホテル内に設置しています。また、AED導入時には数百名のスタッフに向けて講習会を実施してもらい、座学+実技の講習で知識だけではなく、実際に救命の流れを体験することでいざという時に行動できるようにしました。



安心パックが購入の決め手に

質問:サンワテクノスをお選びいただいた決め手はありますでしょうか?

金額面など総合的に判断をしましたが、安心パックというサービスがオムロンAEDを扱うサンワテクノスを選んだ大きな決め手になりました。安心パックのサポート内容として、消耗品(パッド)の使用期限前に無料でパッドを届けてくれたり、救命時にAEDを使用した場合も無償でパッド発送をしてくれるという点が良かったです。特に消耗品の交換については、こちらが期限管理をしなくても交換期限になれば自動でパッドを送ってきてくれるのも管理コストを下げ、安全に運用する点で貢献してくれています。実際にAEDを使用することがありましたが、その際もすぐに交換用パッドを送ってきてくれたことで翌日からまた使用できる体制を整えることができました。

AEDは常に素早くアクセスできるところに

質問:各AEDの設置場所はどのように決められましたでしょうか?

AED収納ケースにAEDが収納された状態で置かれています


AEDの設置場所も社内で議論をして決定しました。やはり一番重要なことは、AEDを使用するシーンがホテル内のどこで起こっても迅速にアクセスできる位置に配置することだと考えています。早期使用が重要なことはスタッフ全員が把握していますので、現在の設置場所はその点を意識した配置になっています。また、フィットネス倶楽部などAEDを必要とする確率が高まる場所の近くに設置したり、24時間365日スタッフがいる場所の近くに設置したりと単純な位置関係だけではなく、ホテル全体を見据えた上で設置場所を決めています。今後もホテル内の体制や状況を考慮しながら、適宜設置数や配置を見直していく必要があると感じています。





導入後の教育も徹底

質問:AED導入後の教育等はされていますでしょうか?

AEDを導入して終わりではなく、常に素早く、正しく使えるように教育も行っています。特に社内でAEDや救命活動に関する教育ができる体制を整えています。芝消防署と連携して223名の従業員(従業員の約8割)が普通/上級救命講習※1を修了しており、救命活動に関する知識や意識を高めています。また、3名の社員は応急手当普及員講習※2も修了しており、自社内でも救命活動を指導できる体制を構築しています。やはり知っているのと実際にできるのとでは大きな差がありますから、定期的に消防署とも連携しながら常に知識をアップデートし、実際に救命を必要とするシーンに遭遇しても正しい行動ができるように社内教育を行っています。それ以外にも消防訓練や災害時の訓練なども定期的に実施しており、お客様が安全に過ごせるよう取り組んでいます。


※1:
普通救命講習
各消防署にて開講されている救命活動に関する講習です。命を守る知識とスキル習得を目的に、心肺蘇生やAEDの使い方、けがの手当などについて学びます。

上級救命講習
普通救命講習の内容に加えて、骨折、外傷、やけどなどをした場合の応急手当や搬送法を学ぶ講習です。上級救命講習では、傷病者管理法、副子固定法、熱傷の手当て及び搬送法などを習得します。

※2:
応急手当普及員講習
3日間で基礎医学(人体の構造、感染防止)と応急手当(AEDの使用方法を含む)の実技や指導方法等を学びます。応急手当普及員に認定されると、ご自身が所属する事業所の従業員や防災組織等の構成員に対し、心肺蘇生法等の指導を行うことができます。

Contact

この記事を書いた人

執筆者 有村健一朗のアイコン

有村健一朗

一般社団法人Heart Saver Japan BLS+AEDプロバイダー認定保有。
大手金融会社で経験をスタート。その後、マーケティングコンサルのベンチャー企業などを経て、現職に。ECサイト運営や会社のマーケティング業務に従事し、戦略立案から施策の実施まで幅広く担当しています。G検定、SEO検定、Google広告、マーケティング検定、韓国能力試験6級などの資格を保有中。