株式会社ジール
株式会社ジール様は、日本企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）実現を目指す企業として、日本の国際的な成長力の維持・強化に貢献しています。DXは現在、日本企業の最重要課題の一つとされており、同社はこの分野での総合的な支援を行い、業界をリードしています。具体的には、データプラットフォームの構築からDX人材の育成までの幅広いサービスを提供しています。また、30年以上の実績と1,000社を超えるBI／DWHシステムの構築実績を持ち、データ活用のプロフェッショナルエンジニア集団として、お客様のビジネスの状況整理からソリューションの提案、構築、運用までを一気通貫で支援しています。さらに、主要ベンダーとの強固な連携体制やアバントグループの総合力を活かした提案で独自ソリューションを提供しています。
また、同社は情熱を持って夢を追い求める2名のパラアスリートを社員として迎え、その活動を応援しています。さらに、代表取締役社長自らが健康経営最高責任者として、従業員及びその家族の健康促進を強く支援することを公言しています。健康で満足した生活を基盤に、各従業員が自身の能力を最大限に発揮できるような職場環境の構築を目指しています。
記事のまとめ
- 社員からの声でAED導入へ
- 安心パックと講習会が決めて
- AEDを含めた包括的な取り組みを
社員からの声で導入を検討
当社には以前から「働き甲斐向上ワーキンググループ」という集まりがあります。これは社員の中から有志で集まったメンバーが「働きがいを向上するにはどうしたらよいか」を話し合うグループで、月に1回のミーティングを行っています。このグループの中で「AEDを導入することでより社員が安心して働けるようになるのでは」という声が上がり、導入を検討しました。
安心パックと講習会が決め手
安心パックで長期サポートがある点と無料講習会を実施してくれるという点でサンワテクノスを選びました。AEDを必要とするシーンが起こらないことが理想ですが、万が一AEDを使用する際にも安心して使えるようにするため、長期サポートという点を重視しました。せっかくAEDを設置していてもパッドの期限切れなどで正しく使えなくては意味がありません。安心パックでは、パッドの交換タイミングに合わせて新しいパッドを送ってきてくれますので、管理の手間も少なく済みます。また、当社ではAEDを使用したことはありませんが、使用した場合でも無償で新しいパッドをすぐに届けてくれるとのことだったので、長期間安心して使えると思いました。
併せて、導入時に無料の対面講習会を実施してもらえるため、社員への教育もできると考えました。講習会では、AEDの使い方だけでなく、救命活動の流れを一通り学ぶことができました。講習会前は、こういった救命活動に知識がある人と全く知らない人が分かれていましたが、講習会を受講することで全員が知識を付けられました。座学だけでなく、人形を使った実技講習があることで胸骨圧迫のやり方など実際に体験しながら学ぶことができました。講習会の中で出てきた疑問、例えば「救命したのにも関わらず、亡くなってしまった場合は罪に問われてしまうのか」など救命する際にふと不安になるような疑問をその場で解決できるのも良かったと思います。
安心感が増した
AEDの導入によって、やはり安心感は増したと思いますし、社員の安全を守るという観点では非常に重要だと考えています。また、導入して終わりではなく、社内への周知もしっかり行なっています。設置場所自体も全社員の分かりやすい位置に設置することで緊急時もすぐに思い出してもらえるような工夫をしています。加えて、ビルの防災訓練と併せて社内へ案内を行うなど定期的なアナウンスも行なっています。
健康経営にも積極的に取り組んでいます
今回のAED導入のきっかけとなった「働き甲斐向上ワーキンググループ」では、AEDなど安全に関わる取り組み以外にも休暇制度や時間給制度、テレワークなど社員一人一人が働きがいをもって日々過ごせるように様々な施策を立案し、取り組んでいます。この取り組みは2017年から行なっており、社内でも重要な役割を持つグループになっています。
また、代表取締役社長自ら健康経営最高責任者として健康経営に積極的に取り組んでいます。当社に在籍している2名のパラアスリートが実演するストレッチ動画を制作し、会議のはじめなどに流して運動機会を創出したり、食育セミナーを実施したりしています。こういった取り組みを評価する指標としてGPTWスコア70(※1)の取得や健康診断受診率100%、ストレスチェック回答率100%などのKPIを設定しています。
※1 GPTW：GPTW:Great Place to Work®の略。「働きがい」に関するアンケートを通じた調査により「働きがい」を数値化（スコア化）し、そこから分析を行う専門機関。株式会社ジール様では全53問の設問の平均値を「GPTWスコア」としてKPIに設定しています。
Contact
この記事を書いた人
有村健一朗
